風しん予防接種
なぜ風しん予防接種は大切なのでしょうか。風しんは妊娠した女性が感染してしまうと、お腹の中の赤ちゃんにも感染し、赤ちゃんが病気をもって生まれる可能性があります。
風しんは感染力が強いため、みんなで一緒に風しん対策していくことが大事です。
風しん予防接種
風しん予防接種は、自分自身だけでなく、家族や一緒に働く方を風しんから守るためにも予防接種が大切です。
妊娠前の女性の方
妊娠前に風しん予防接種をご検討ください。
妊娠中の女性の方
ご家族の方に風しん予防接種を検討するようご相談ください。
成人男性の方
風しんにかかったことのない方、風しんワクチンを受けていない方、どちらも不明な方は、風しん予防接種をご検討ください。
風しんの予防対策
なぜ、風しんにかかるとよくないの?
妊婦が感染すると、赤ちゃんが「先天性風しん症候群」になる危険性があります。
妊娠した女性が風しんにかかると、耳がきこえにくくなる、心臓が奇形を生じる、目が見えにくくなる、精神や身体の発達に遅れが生じるなど、障がいを持った赤ちゃんが生まれる可能性があります。
風しんってどんな病気?
- 風しんウイルスが感染者の飛まつなどによって他の人にうつります。
- 主な症状として発疹、発熱、リンパ節の腫れ(3つの主な症状)が認められます。
3つの症状がそわない人も多く、感染しても症状がでない人は約15~30%程度います。 - 通常は自然に治りますが、まれに脳炎になったり、血小板という血液の成分が減少して皮膚に紫斑が現れる人もいます。
関節が痛くなる人もいます。症状がでる前後の約1週間は、周りの人にうつす可能性があります。
風しんを予防するには?
- 風しんワクチンは1回の接種で95%、2回の接種で99%風しんを予防することができます。
風しん感染予防の詳しくはこちら(厚生労働省WEBページ)>>
●予防接種の必要性は、抗体検査でわかります。
- 現在多くの自治体では先天性風しん症候群の予防のために、主に妊娠を希望する女性を対象に、風しんの抗体検査を無料で実施しています。
●予防接種を受ける場合
- 麻しん対策の観点も考慮して、麻しん風しん混合ワクチンを接種することをおすすめしています。
- 抗体検査を受けずに予防接種をうけることもできます。予防接種は2回受けても問題ありません。
家族や職場、友人に出産の可能性がある女性はいませんか? 一人ひとりが意識すれば守れる赤ちゃんかいます。 みんなで意識を高めて、1人でも多くの人に抗体検査やワクチン接種など、風しんの適切な予防対策をしましょう。
東久留米市の助成制度
東久留米市は、抗体検査及び抗体検査の結果、免疫が不十分であった方へ予防接種費用の助成を行っています。
対象
- 抗体検査:妊娠を予定、または希望する19歳以上の女性
- 予防接種:抗体検査の結果が、低抗体価である19歳以上の女性
実施期間
平成29年4月1日~30年3月31日
費用
- 抗体検査:無料
- 予防接種:麻しん風しん混合ワクチン 1,300円
ワクチンの供給量により風しんワクチン 750円の接種も可能です。
(生活保護受給者は無料で接種できますが、受給証明書の提出が必要です。)
当院でも抗体検査、予防接種が可能です。
ご希望の方はお気軽にお電話ください。